
最近は貼って剥がせる壁紙なども増え、賃貸住宅でもだれでも簡単にお部屋のカスタムを楽しめる様になりました。
DIYを楽しむ方が集うSNSでも、素敵なビフォー・アフターの写真が掲載され「素敵!私もやってみたい!」と思うのではないでしょうか。
カスタムの方法もたくさん紹介されていています。でも時間が経ってどうなるのか、細部はどうなっているのか、失敗はないのかなどの情報が意外と少ないのが現状ではないでしょうか。
そこで、私の経験からいくつかの施工方法のいい所、悪い所をまとめてみました。
マスキングテープ+両面テープ
マスキングテープの上から両面テープを貼り、その上から施工するという方法です。
この両面テープの上に壁紙を貼れば後で簡単に剥がせるので簡単に原状回復できるという訳です。
実はこの方法、簡単に剥がせる代わりに、簡単に剥がれてしまいます。
せっかく時間もお金を掛けて材料などを買って施工しても、いとも簡単に剥がれてしまっては本末転倒ですね。
マスキングテープ自体に粘着力がないので、その上にいくら強力な両面テープを張っても剥がれてしまうのはもはや当たり前の話。
ただし、短期的に楽しみたい場合や、剥がれたらまた貼ればいいわ。それが楽しい!という方には本当にお手軽にできる方法です。
ただ、カスタムに掛ける時間や材料費を考えるともう少し楽しめる別の施工方法をおススメしたいです。
壁紙のサイドをホチキスで止める
これはもう!私の技術不足!?かもしれませんが、空気が入りまくります。
出来上がりがあまり期待できません。また、ホチキスの芯は見た目にも残る為、全面をこの方法で施工するのはおススメできません。
ただし、剥がした時はきれいに剥がれ、原状回復という意味では○。
アクセント的に一部に貼りたい時など小さな面を貼る時に向いている。
貼って剥がせる壁紙用の糊で接着
普通の壁紙糊の様にきれいに仕上がります。剥がした時も、下の壁紙に糊がつくことはなくきれいに剥がれます。
ただし不織布壁紙にしか使えません。不織布壁紙は普通の壁紙に比べると少々高額です。
また、1年くらい経つと下の方からペリペリっと剥がれてきます。
剥がれたらその部分だけ補修すれば元通りになります。
仕上がり、原状回復時のリスク等総体的に見ておススメできる施工方法です。
貼って剥がせるペンキ用下地用粘着シート→ペンキ
空気を入れずにシートを張るのに少しコツが入りますが、仕上がりはきれいです。
すぐに剥がれる事もないので、自分でしつらえた壁をしばらく楽しむ事が出来ます。
長期間剥がれないので、剥がす時に多少糊残りする可能性があります。
ゆっくりと剥がす事で、そのリスクは随分軽減します。
また、ペンキ塗装の際、はみ出したり垂れたりして他の部分が汚れる可能性があるのでDIY初心者の方は十分に注意する必要があります。
各施工方法の悪い所はなかなか掲載されないので、今日はあえてデメリットもご紹介させて頂きました。
各施工のいい所、悪い所を十分に理解して自分のお部屋にあった施工方法で壁紙のカスタムを楽しんでくださいね。