こんにちは。
空間工房の森山です。
今日は、「ダイニングキッチンにリビング機能を持たせる使い方」をご紹介させて頂きます
お部屋探しをする時に1ROOMだと手狭…くつろぐスペースと寝るスペースを分けたい!と少し広めの1DKを選ぶ場合があります。
これは、実際にご依頼頂いたお客様の間取りです。

玄関を開けるとすぐにダイニングスペースになっているこの間取り。賃貸住宅ではよく見かけますね。
このお部屋は玄関との境に扉がなく、玄関を開けるとお部屋がまる見えになってしまいます。
また、この様なお部屋はダイニングテーブルを置く事は多いのですが、リビングとしての機能を果たしづらいのではないでしょうか。
そこで今日はこの様な間取りはリビングとして使えないのか…と考えてみました。
マンションタイプのお部屋はお部屋のどこかに梁がある場合が多いです。
こちらのお部屋も例外なく梁が数か所あります(笑)
私はこの「梁」が大好きで、このデコボコを使ってお部屋を作るとなんとも個性的ですっきりとした空間になります。
まずは内装を考えます。
この梁の部分にアクセントクロスを、出っ張った箇所は「黒板塗料」でペイントする事にしました。

全体的にグレイッシュなブルーの壁紙を使い、そこにアクセントを入れていきます。
アクセントは入ってすぐの梁の部分を利用しました。
次にキッチン部分にもアクセントを入れていきます。
今回は空間工房で扱っているタイルステッカーを使います。
このタイルステッカー、熱に強く、油汚れもガードしてくれる優れものでキッチンのコンロ周りに彩りを加える事ができます。

お部屋全体の色に合わせ、ブルー系のタイルの面積を多めに、バランスを見てカラフルにデコレーションしていきます。
キッチンのイメージはこの様になりました。

扉の部分はインテリアマスキングテープでデコレーションします。
お部屋の内装が決まったのでいよいよ家具を配置していきます
お部屋のデザインを考える時、私は大きな家具から決めていきます。
今回はお部屋にリビング機能を持たせたかったので、ソファを最初に選びました。
お部屋にできたボコ部分にぴったりハマるサイズを探しました。
シンプルでどんなお部屋にも合うベージュのソファです。

このソファはカバーリングタイプなので、汚れたら洗濯機で洗う事ができます。
薄い色は汚れが気になる…という方にもトライしやすいですね。
このソファは座面が40㎝とダイニングチェアよりは低いので、この高さに合うよう昇降式のテーブルをチョイス。

これならどんな高さでも違和感なく食事をして頂けますし、ソファで寝ころぶ際には高さを低くし、TVを見る際にも視界を遮ることがありません。
そして、来客用には同じ高さのスツールを。

チェアを選ばなかった理由は、来客のない時はソファに寄りかかり足を投げ出しくつろいで頂きたかったからです。
大きな家具が決まったので、全体に必要な家具を配置していきます。
全体のレイアウトはこちら。

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玄関がまる見えにならない様、カーテンを手作りで。
梁でできたデコボコを利用し、ソファを置く事でお部屋に圧迫感が出ないように工夫しました。
キッチンの前にはDIYでカウンターテーブルを作成。
食器を収納しつつ、作業台としても利用できる様にしました。
冷蔵庫は梁に対して90°に置く事で動線をスムーズに。
冷蔵庫にもインテリアマスキングテープでデコレーションします。
お部屋のイメージはこちら。

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爽やかなフレンチスタイルの空間としました。
選んだ家具とレイアウトはこちら。

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ご紹介した家具は、全て空間工房で購入可能です。
お部屋づくりの参考になれば嬉しいです。